2009年3月10日火曜日

国道を家が走行? 甲良町で曳き家工事「スクエア・フレーム工法」採用、西川総合建設

 甲良町池寺の国道307号線でこのほど、2日間かけて民家を移動させる工事が行われた。
 施工業者は全国で曳き家工事を手がける西川総合建設(長浜市・西川善蔵社長)。移動方式は建物を傷めずにレールを敷きながら重機で引っ張って移動させる「スクエア・フレーム工法」が採用された。
 甲良町では国道の拡幅に伴い、民家を約80㍍移動させる工事が行われ、作業員8人がレール造りと重機での牽引を繰り返し、「赤ちゃんがハイハイするほどのスピード」(西川社長)でゆっくりと移動させた。国道を民家と車がすれ違う珍しい光景に、マスコミやゲーム会社のほか、近所の住民も興味深く見守っていた。

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