高校生が半導体関連企業でエレクトロニクス(電子工学)を学ぶ教育プログラム「ハイテク・ユニバーシティ」がこのほど、彦根市高宮町の大日本スクリーン製造彦根地区事業所で行われた。
マイクロエレクトロニクス(極微小電子工学)など製造業の国際的組織「SEMI」(日本事務所・東京都千代田区)が、次代を担う高校生に半導体産業への関心をもってもらおうと企画。平成19年から行っており、3回目の今年は滋賀県で開講し、米原高や長浜北星高など県内5校から31人が参加した。
大日本スクリーンでは、半導体についての説明を受けた後、6グループに分かれて、巨大コピー機で複写される「人間コピー機」や、半導体になったつもりで計算する「人間計算機」などを体験。人間コピー機では、高さ2・4㍍の縦式と幅1・2㍍の横式のカラーコピー機が使われ、複写された生徒たちは自分の「複製」を見て、驚きの表情を見せていた。
米原高校理数科の大橋卓弥君(17)=高宮町=は「半導体がどのような所に活用されているのか勉強になった。工学やエネルギーの分野に興味があるので、将来的にも役に立った」と話していた。
0 件のコメント:
コメントを投稿