ヤクルトスワローズ前監督の古田敦也さんが12日、米原市内で開かれた日本青年会議所滋賀ブロック大会で講演。約1800人の来場者を前に、過去のエピソードや人生観などについて熱く語った。
古田さんは▽少年時代、太っていたためキャッチャーになり、以降33年間務めた▽大学進学時、断りに行ったはずの立命館大で、野球部員から接待を受けて立命館大への進学を決めた▽大学卒業時、日本ハムの元監督からドラフト指名の確約があったものの指名がなく、トヨタ自動車に進んだ―ことなどのエピソードを紹介。
師の野村克也元監督(現・楽天監督)に対しては「テレビで流される愚痴は見ている側はおもしろいが、ベンチで毎日言われたら選手は不安がる。弱い者いじめの気がある」と笑いを誘ったうえで、「監督からは、打つことよりもチームがいかに勝つかを徹底的に教え込まされた」と話した。
県内の青年会議所会員からのビデオ放送による「ストレスの解消法は?」「理想の上司とは」などの質問に、古田さんは「今日の事は今日の事だと忘れる能力が必要で、出来た人間が生き残れる」「責任感がなく、文句ばかり言う上司は信頼されない。何事にも冷静に判断できるのがリーダーの条件だ」とアドバイスした。
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