彦根万葉集を読む会は、結成30周年を記念し彦根駅東口前広場に万葉歌碑を建立。12日に除幕式を開いた。
同会は元東中校長の礒崎啓さん(81)=米原市=を講師に迎え、1980年(昭和55年)1月から東地区公民館で月1回、万葉集の教室を開いてきた。大阪府高槻市からの参加者を含め43人の受講生がいる。来年1月で30周年を迎えることを記念し、彦根の万葉歌の歌碑(幅1㍍20㌢・高さ70㌢・厚さ30㌢、製造・田中家石材)を建立。
歌は37代の斉明天皇(594―661)が詠んだ「淡海路の鳥籠の山なる不知哉川日のこのごろは恋ひつつもあらむ」。鳥籠の山は彦根を通っていた東山道の近くにあった山で、不知哉川は芹川だとしている。
除幕式では、市長や礒崎さんらが除幕した後、市長が「東口にまた新たな名所ができうれしく思う」とあいさつ。礒崎さんは「次の40年を目指して、これからも万葉集を学んでいきたい」と話した。
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