1日付けで滋賀大学の学長に就任した佐和隆光氏(67)が2日、記者会見し、「地域に開かれた魅力と活力に富む大学にしたい」と抱負を述べた。
佐和氏は、県内13大学で組織の「環びわ湖大学コンソーシアム」の初代理事長を務めた経験をあげ、「県民に大学の存在を実感して頂けるよう、配慮をしたい。大学も魅力と活力に富むことが肝心」と語った。
国立大学の法人化に対しては、「格差のある大学間の競争は不公正で決して望ましい改革ではなく、東大の一人勝ちになっている」と批判したうえで「教員と職員の連携・協力の強化が国立大学法人の運営の基本だ」と話した。
佐和氏は和歌山県出身。東大大学院経済学研究科修士課程修了後、京大経済研究所・京大大学院エネルギー科学研究科教授などを経て、立命館大教授、京大特任教授を務めた。専門は計量経済学、環境経済学。
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