彦根城博物館は18日から、戦国時代の佐和山城をめぐる攻防に関するテーマ展「激動の佐和山城―群雄割拠の時代―」を開く。「シリーズ戦国」の第1回目。展示説明のギャラリートークは19日午後2時~。
戦国時代の佐和山城は、湖北と湖南の勢力の境目の城として位置し、その覇権をめぐって、北の京極・浅井氏と南の六角氏が衝突を繰り返した。永禄11年(1568)には織田信長が上洛を目指して近江に進出。六角氏、浅井氏を滅ぼし、佐和山城を支配した。
テーマ展では、浅井長政が多賀大社や多賀の町に乱暴や狼藉などを禁止する文書を出した「浅井長政下知状」、戦功があったとして六角氏が河瀬庄(南川瀬町一帯)の河瀬菅兵衛に賞を与えた書状「六角承禎(じょうてい)感状」、佐和山城攻めなど上洛を始めた永禄11年から死去する天正10年(1582)までの信長を記した「安土記」などのほか、肥田城の水攻めや翌年の野良田合戦などに関する記録、肥田城主だった「高野瀬秀隆画像」も展示。計25点。
開館は午前8時半~午後5時、7月27日まで。観覧料は高校生以上500円、小中学生250円。市内の中学生以下と65歳以上は証明書提示で無料に。
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