彦根ライオンズクラブ(大橋護会長)は25日、50周年記念講演会をひこね市文化プラザで開き、小説や映画になった「がばいばあちゃん」で知られる漫才師の島田洋七さんが講演。漫才ネタを交えたユーモラスな語りを取り入れながら「子どもは勉強の前に、もっと体力をつけないと」など子育て論を展開した。
島田さんは、小学1年から8年間、佐賀県の祖母宅で育てられた時のエピソードを紹介。「学校での成績はクラスで下から2番目だったが、体育だけは良かった」「祖母からは体育以外オール1でも足したら5になる。人生は総合力。皆が成績良かったら世の中おかしくなってしまう」と、真顔でガッツポーズされたことを話し、笑いを誘った。
現代の子どもについては「まず体力をつけなあかん。元気な体力があってこそ勉強がはかどる。だから土曜も学校に行くべきだし、何なら土曜半日は全部体育でいいくらい」と、子どもの体力アップを訴えた。また通信簿や運動会での順位付けによる悔し涙も必要とし「順位をつけるから頑張ろうとなる」「いろんなことを感じないと」とアドバイス。
子育てについては、「一人っ子が多くなったせいか、家庭に賑やかさがなく、親が子を心配しすぎ」と指摘。「育児雑誌の通りにならないと不安になっている。もっと近所のおばさんに聞けばいいだけ」「社会・世間にはもっと分厚い教科書がある」と語った。
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