彦根市消防本部は31日、琵琶湖の沖合に流された子どもを救助したとして、長浜市勝町の会社経営・楢原(ならはら)弘孝さん(45)に感謝状を贈った。
同本部によると、8月11日午後5時20分ごろ、彦根市三津屋町の琵琶湖に友達とその母親と遊びに来ていた市内の男児(7)が、浮き輪を付けたまま沖合約150㍍に流され戻れなくなった。それを見た友達の母親が、会議のため彦根を訪れ車内で休んでいた楢原さんに助けを求めた。
楢原さんは、あまり泳ぎが得意ではなかったが、無我夢中に衣服を脱ぎ捨て、浮き輪を借りて男児の所まで泳いで行き、男児が流されないよう水泳パンツをつかんで救助を待った。
笠原恒夫消防長から感謝状と記念品を受け取った楢原さんは「自分の子どもと置きかえた時、助けに行かなければと思った。元気でいてくれて本当に良かった」と話していた。
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