2010年10月20日水曜日

鳥居本地区の山中でクマ棚見つかる、クマの生息確認は彦根で初めて

 彦根市は18日、鳥居本地区の山中で、ツキノワグマが餌(えさ)を食べた痕跡「クマ棚(だな)」(※)=写真=が見つかったと発表。今年は全国各地でクマの襲撃によるけが人が発生していることから、彦根市でも近隣住民に注意を呼びかけている。
 クマ棚が発見されたのは中山投棄場の約500㍍奥に入った山中で、集落からは約1㌔離れている。市内でクマの生息が確認されたのは初めてだという。
 市によると、今月3日午後3時20分ごろ、ニホンジカを駆除するため山に入っていた県猟友会彦根支部の会員の一人が、ドングリの木の上にクマ棚を見つけた。
 市農林水産課では「集落に近い場所でクマだなが見つかるのは珍しい。山には近寄らないようにしてほしい」と話している。
 【クマ棚(だな)】クマが餌を食べる足場をつくるために、クリやミズナラ、コナラ、ブナ、ドングリなどの樹木の上に、枝を一カ所に集めて作ったもの。

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