味を感じる仕組みやうま味を知る「味覚教室」がこのほど、味の素(本社・東京中央区)の社員3人をゲストティーチャーに招いて、彦根市立河瀬小学校で行われた。
家庭科の「食育」の授業の中で、5年生(3クラス)の88人がクラスごとに学習。教室では、同社社員から▽味は舌の味蕾(みらい)で感じる▽味には甘味(かんみ)、酸味、塩味(えんみ)、苦味、うま味がある▽最初に昆布からうま味を発見したのは研究者の池田菊苗(きくなえ)さんだった▽うま味は昆布からのグルタミン酸、かつお節からのイノシン酸、シイタケからのグアニル酸がある―ことを教えてもらった。
その後、児童たちは、だし汁だけ、味噌汁だけ、ミックスしたものを飲み比べて、味の違いを学んだほか、かつお節作りの体験などをした。
児童の田口紗加さん(11)と須田裕香さん(11)は「試飲では3種類とも味が違って、うま味を感じることができた。日本人がそれを発明したのはすごいと思う」と話していた。
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