世界各国の美術館に出展している陶芸家・神山(こうやま)易久さん(74)の作品展が、彦根市銀座町のギャラリー・コジマで行われている。
神山さんは信楽出身。50年以上前から、釉薬をつけずに穴窯でじっくり焼く手法を用い、平安期の漢和辞典・和名抄に記される古代の焼物「須恵毛能(すえもの)」作りを手がけている。
「日本の原点」を表現しているといい、国内では日本橋三越や東京などの高島屋で個展を開いているほか、米国やドイツ、フランスなどの美術館にも出展し各国で高い評価も得ているという。19日からは米国ボストンで展示会を開く。
彦根での作品展は初めてで、須恵毛能のほか、漢字の構成要素で祝詞を収める箱を示したサイの形や、焔(ほのう)など24点を展示。14日までの午前10時~午後6時。入場無料。駐車場は銀座平和堂へ(ギャラリーで駐車券進呈)。
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