彦根市立病院の駐車場の隅には、ハナミズキ24本が植えられている。彦根市民健康サポーターズ倶楽部が今年5月15日に植えたものだが、そのうちの1本は通院している中川好三さん(63)=下岡部町=がオーナーとなり、通院のたびに木の成長を見守っている。
中川さんは今年3月にすい臓がんとの診断を受け、5月に手術。そのころ、市立病院にハナミズキが植えられていることを知り、「成長を楽しみにしよう」との思いから木のオーナーになった。
最初は高さ1㍍80㌢ほどだったとのことだが、最近では約2㍍20㌢まで成長。手術後、診察のため月に1回、市立病院を訪れており、その度に自分のハナミズキの様子を見ているという。
「病気はどうなるのかわからないが、元気で来れる間は成長をみたい」と、ハナミズキを見つめながら話していた。
なお、同倶楽部ではハナミズキのオーナーを募集している。1本1万円。問い合わせは市立病院循環器科の綿貫正人医師まで。
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