郷土料理・鮒寿司のキャラクター「ふなずきんちゃん」を滋賀県立大生が考案し着ぐるみも作成した。6日までの午後2時から30分間、学内の交流センターで着ぐるみが登場する。
考案したのは、人間文化学部生活デザイン学科4回生の岩佐知美さん(21)=東近江市。滋賀をテーマにした卒業制作として、鮒寿司を県外にPRしようとキャラクター作りを企画。木村水産(彦根市後三条町)への鮒寿司の製作現場の見学や取材を重ねて、昨年7月にデザインを完成。10月半ばから約3カ月かけて着ぐるみを作った。製作費用の約8万円はすべて自費だという。
ふなずきんちゃんは、女の子が鮒の形をした「ずきん」をかぶり、魚の着ぐるみをまとった格好で、「子持ちの鮒寿司がおいしい」ことから妊娠中だという。肩にかけているポーチには、鮒寿司に合う酒の「大吟醸」を常時、持ち歩いている。好きな食べ物は近江米、住所は琵琶湖。
完成直後の1月中旬にはひこにゃんに会いに彦根城を訪れ、人気を集めた。岩佐さんは「ひこにゃんみたいに、みんなに愛されるキャラクターになって、鮒寿司をPRしてほしい」と話している。
0 件のコメント:
コメントを投稿