彦根市は、昨年の市の観光に関する経済波及効果(推計)を発表。観光客数は211万人(前年比1万人増)、消費額もひこにゃんグッズの売上好調などで120億円(同12億円増)だった。ただ、9割が日帰り客で、課題の宿泊客増は解決できていない。
調査は滋賀大学地域連携センターが観光客にアンケートで行い、その結果から経済波及効果を算出した。
観光客211万人のうち、日帰りが189万人、宿泊客が22万人。交通費、宿泊費、飲食費、土産費などの消費総額は120億円、うちひこにゃんグッズの販売額は8億円と推計。下請け業者などを含めた経済波及効果は228億円だったとした。
立ち寄り先は、彦根城42%、夢京橋キャッスルロード26%、四番町スクエア16%。平均で2・11地点と、「彦根の観光は日帰りで十分と見なされている」と指摘。宿泊客増へつなげる方法として、▽魅力的な土産やB級(ご当地)グルメの開発と周知▽足軽屋敷が残る芹橋地区、芹川堤、花しょうぶ通りなどと佐和山方面への観光ルートの設定―をあげている。
ほかにも観光客からは「佐和山エリアの観光施設の充実」「佐和山方面への観光道の整備」「案内看板のわかりにくさ」「ロッカーの増設」などの意見があったとしている。
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