先月20日から22日にかけて、彦根城の内堀で生まれた白鳥のヒナ3羽がすくすくと成長しており、水面を母鳥の後を追って泳ぐ愛くるしい姿が見られる=写真。
内堀を管理する市教委文化財課によると、白鳥のヒナは平成14年5月に5羽がかえって以来で、その時は4羽が無事に育った。黒鳥も翌年6月に1羽のヒナをかえしたが、成長はしなかった。
9年ぶりの白鳥のヒナは、金亀町の高橋紀八さん(73)・貴子さん(66)夫婦が21日朝に散歩の帰り道に見つけたのが最初。その後、連絡を受けた彦根城管理事務所の職員2人が巣の周辺に外敵から守るネットや糸を設置した。その日の午後に滋賀彦根新聞がツイッター「彦根新聞」と社員用の「ひこっつぁん」で報告。翌日以降も、中日や毎日などの各紙が報じ、一躍、時の「鳥」になった。
巣の周辺や水面では、親鳥がヒナにえさや水をやったり、ヒナが毛づくろいをまねるそぶりをするなど、ほほえましい光景が見られる。貴子さんは「ヒナたちは日に日に大きくなっていて、最近ではたくましさも感じるようになってきた」と話していた。
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