県立彦根東高校(金亀町)に、来年度中に木造の特別教室棟が建設される。県教委によると、県立高校の木造の教室棟は八日市高以来、約50年ぶりだという。
東高の建物は昭和34年度から37年度にかけて建てられ、築約50年が経過しているため、老朽化が著しく、耐震機能も果たせていない。
県教委は第1・第2校舎棟と武道場などの耐震を兼ねた改修工事を行うのに合わせて、工事により使えなくなる特別教室を確保するため、新しい教室棟を建設することにした。
増築される特別教室棟は木造平屋建て約870・6平方㍍。被服室、調理室、音楽室などが入る。彦根城内に位置するため、景観に配慮して木造建築にし、使われる木材はほとんどが県産だという。今秋ごろからプールや部室などが解体された後、来年度から着工され年度内に完成する予定。部室などは再建されるが、プールは使っていないため無くなる。
ほかの校舎棟の改修工事は来年度から始まり、平成26年度中に終了する予定。総事業費は特別教室棟が約6億円で、校舎棟の改修は約20億円を見込んでいる。
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