事故で両手を失った日本画家・南正文さんのドキュメンタリー映画「天から見れば」の滋賀では初の上映会が、16日午後1時半から米原公民館で開かれる。上映後、入江富美子監督の講演会もある。
彦根や長浜の市民らで組織の団体「ハートフルプロジェクトinびわこ」主催。南さんは少年時代に事故で両手を失い、将来を絶望視していたが、養父から刀で両腕を切断されながらも、「生まれ変わってもまた手のない私でありたい」と話す尼の大石順教さん(1888~1968)に出会ったことから開眼。それまで後ろ向きだった考えが大きく転換し、順教尼から習った口筆で絵も描き始めた。
映画では、南さんへのインタビューや再現ドラマなどを用い、順教尼と南さんの生き様をえがいている。入江監督は、特別支援学校の女性教諭の生き方を追ったドキュメンタリー映画「4分の1の奇跡」(2007年)でデビュー。「天から見れば」は3作目。
前売り券は大学生以上1500円、小学生~高校生1000円、4枚セット5000円。当日は500円ずつアップ。乳幼児はひざの上で。午前10時~は「4分の1の奇跡」の上映も。前売り500円。問い合わせは山岡さん090(2684)9874へ。
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