県は23日、猛毒キノコ「カエンタケ」=県森林センター提供写真=が県内各地で発見されていると発表。注意を呼びかけている。
カエンタケはニクザキン科ツノタケ属のキノコで、手の指のような円筒型をしている。高さ3~15㌢で、表面は赤色か赤だいだい色。梅雨から秋にかけて発生する。県によると、コナラなどブナ科の樹木が枯れると、その約1年後から根元近くに生え始める。県内ではコナラなどが集団で枯れており、それに伴ってカエンタケも急増しているという。
食べると、下痢やおう吐などのほか、運動障害、言語障害、多臓器不全などを起こし、回復しても小脳に後遺症が残る場合があり、死亡例もあるという。触れるだけでも皮膚に炎症を起こすことがある。
県内では、長浜、大津、高島、野洲の各市内で発見されており、ほかの市町にも広がっている可能性が高い。森林群以外でも、枯れたナラ科の樹木があれば、公園など平野部でも生えるという。
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