彦根市がホームページ上に12日付け(その後17日付けに変更)で掲載した「ひこにゃんのホームページ・ブログ・ツイッターなどへの使用に関するお願い」に対して、ツイッター上で「キャラのイメージを壊す以外、問題ないのでは」、「ファンへの配慮がなさ過ぎる」などと批判するコメントが相次ぎ、混乱を招いている。
市は、「ひこにゃんのイラストや着ぐるみの写真が一般の方作成のホームページやツイッターに掲載され、ひこにゃんが意見を述べたかのような誤解を与えているとの指摘をいただいた」「そのような利用はおやめいただくよう、必要な対応をさせていただく所存です」「そうした不特定多数の方が見ることができるホームページやブログ・ツイッターなどに掲載することはご遠慮ください」と忠告している。
これに対して、ツイッターでは「みんなネットでひこにゃんをかわいいと思って、自分も会いに行きたいってなるのに。スッキリしない」、「愛・地球博のモリゾー・キッコロ、あるとき携帯の待ち受けでモリコロの目と口を入れ替えた画像が流行っていたことに対し、関係者は『人気である証拠、目くじらを立てることはない』と発言した。この人の爪の垢を彦根市(&もへろん)に煎じて飲ませたい」、「裁判の時といい、今回といい、ファンへの配慮がなさすぎる。猛暑の中がんばっているひこにゃんに恥ずかしくないのか」などと非難する意見があがっている。
また、「キャラのイメージを壊す画像でなければ問題ないのでは。彦根市のHPの文章こそ、ファンの方々に誤解を与えている気がして、自ら風評被害を作ってしまってはないだろうか」、「ひこにゃんファンが一番のぞくであろう、ひこにゃんニュースやひこにゃんブログにはその件が載らず、返って混乱を招いている」などと、説明の不十分さを指摘する声もある。
市の発表を見て、ツイッターのアイコンからひこにゃんの画像を消した利用者もいる。
市、説明不足認め釈明
市のホームページに「お願い」文章を掲載した件について、総務課は滋賀彦根新聞の取材に、文章が「言葉足らずで誤解を招いた」と釈明。そのうえで、ひこにゃんの写真などをブログやツイッターなどで使用を控えるよう要請したことには、「ひこにゃんの写真を使ってネット上で政治や宗教問題などについて過激なコメントをしている方のみを対象にしている。それ以外の方は自由に使ってもらって良い」と返答。「文章については再度、協議をし、直す方向で検討したい」としている。
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