彦根仏壇事業協同組合青年部の有志団体・柒+(ななぷらす)が開発した新型仏壇に合う仏具のデザインを県内の学生が考案することになり、13日から仏壇七職の見学や体験をしている。学生のデザインをもとに仏壇職人と黒壁(長浜市)のガラス細工職人が試作品を作り、来月22日にも披露する。
柒+のメンバー6人は昨年9月に、仏壇職人の技を生かした子育て世代向けのインテリア商品(試作品)を製作。その商品に合った仏具を開発しようと、県の伝統産業弟子入り体験推進事業を活用し、滋賀県立大学と成安造形大学に協力を依頼した。
デザインの作成に参加した学生は県大5人、成安造形大4人。13、14日に市内の仏壇店などで七職の見学と木工・彫刻の体験をし、15日は黒壁を視察した。学生たちは今後、デザインを作成し、27日に試作候補2点が決定。披露までに仏壇と黒壁の職人2人が製作する。
県立大4年の村上愛佳さん(21)は「温故知新をテーマに、伝統的な物に合うモダンなデザインの仏具にしていきたい」と話していた。
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