2012年5月23日水曜日

長良中学生が琵琶湖研修 彦根仏壇や湖東焼体験

 岐阜市立長良中学の生徒たちが18日、彦根など県内4市を訪問。彦根市内では芹中町の井上仏壇店で伝統技術を学んだ。
 同校は約20年前から、県外で環境や伝統技術などさまざまな分野で活躍する人たちの生き方を学ぶため、2年生が2泊3日の「琵琶湖研修」を兼ねて来県している。今年は生徒128人が近江八幡市の国民休暇村に泊まりながら、17日から19日まで滞在。2日目には彦根、長浜、大津、近江八幡の4市に分かれて歴史や伝統技術などを学習した。
 彦根には、湖東焼・彦根城見学班(21)と彦根仏壇班(15人)の2グループが参加。そのうち彦根仏壇班の生徒たちは、井上仏壇店の井上昌一代表から彦根仏壇や同店独自の取り組みの説明を受けた後、近くの飾り(かざり)金具師、金箔押し、漆塗り師の3店を見学した。
 その後、七曲り三軒茶屋で金箔押し師の宮本美弘さん(54)の指導のもと、生徒たちは黒塗りの板にひこにゃんの判を押しつけ、専用ののりを塗り、その上に薄い金箔をかぶせてふるい落とす作業を体験した。
 高井衿奈(えりな)さん(13)は「祖母から彦根仏壇について聞いていて参加した。長く続いていることがわかり、すごい。次世代につながってほしい」と話していた。

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