2012年8月14日火曜日

滋賀縣護國神社へ参拝を

 きょう15日は終戦記念日である。ここ何年か毎年この時期になると首相や閣僚の靖國神社(東京都千代田区)への参拝の行方が注目されてきたが(本来は注目するような事柄でもないのだが)、民主党政権になって以降は「落ち着き」を見せ始めている。
 首相らの靖國参拝に対して中国と韓国が反発するようになったのは、戦勝国主導による東京裁判で「A級」とされた東条英機元首相ら、いわゆる「戦犯」が昭和53年に合祀されたためである。政教分離の観点から参拝の是非を問う論議を展開させるのはわかるが、中国と韓国への配慮から参拝を控えることに小生は到底、理解できない。
 靖國神社には、「戦犯」を含め、幕末の嘉永6年(1853)以降に国を護るために亡くなった246万6000余柱の戦没者が祀られている。祖国・日本の平和と繁栄を祈り、亡くなっていった御英霊に、日本政府のトップが感謝の誠を捧げないとは何とも無礼極まりない。
 政権交代以降、民主党政権では靖國参拝を控えてきた。これをはじめとする「弱腰外交」を続けてきたことで、韓国の大統領が島根県の竹島へ上陸するという暴挙を許す羽目にもなった。現政権の2閣僚が参拝の意向を示しているのが唯一の救いである。
 小生は思想的方向性を自身なりに確立させた10数年前から、毎年この時期には靖国神社か、その傘下の滋賀縣護國神社(彦根市尾末町)に参拝している。
 縣護國神社には戊辰戦争以降に亡くなった戦没者を3万4750柱祀っており、毎年13~15日まで、御霊(みたま)を慰霊する「みたま祭」を営んでいる。15日午前11時半~は東京の日本武道館で開かれる全国戦没者追悼慰霊祭の模様もラジオ放送し、天皇陛下のお言葉も流す。
 今年は、例年は顔を見せない県下の衆院議員も縣護國神社に参列するようだ。解散総選挙前のパフォーマンスだが、出席しないよりはましか。皆さんも県下の御英霊に感謝の誠を示すため、家族と共に参拝しましょう。【山田貴之】

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