開発したのは、彦根仏壇事業協同組合青年部に所属する井上(芹中)、大橋木工所(高宮)、つぼ忠(里根)、吉田松蔵商店(新)、井尻彫刻所(米原市)の5店舗によるグループ「柒+(ナナプラス)」。仏壇離れが顕著な子育て世代を中心にした家庭向けの商品作りを企画し、昨年9月には試作品12点を大阪での国際見本市に出展。その後、滋賀県立大学と成安造形大学の学生9人に各商品にあった仏具のデザインを依頼し、今年3月に彦根仏壇と長浜の黒壁ガラスの職人が作った仏具の試作品を発表していた。
完成した試作品は各店2、3点の計12点。そのうち井上の「HAND BOOK」はひのきの板を手形に彫った折りたたみ式で閉じると祈る形に。吉田松蔵商店の「kasanei」は無地のガラスの中に色つきのガラスを入れた位牌。大橋木工所の「YAYOI」は3層構造の外見の中に木製の仏様が。
出展は17日から19日まで。同団体では来年度の商品化を目指している。代表の吉田彰浩さん(43)は「今後もデザイン性に優れた若い学生たちの発想を取り入れながら、商品作りをしていきたい」と話している。
0 件のコメント:
コメントを投稿