市長は、新しい計画案が学級数の減少や3校の定時制廃止を無くしていることから「県と県教委がようやく常識的な感覚を取り戻した。統廃合は県と県教委の専権事項であり、甘受せざるを得ない」と一定の理解を示した上で、新校が9学級になることから「それに合う教育施設にするべきであり、両校の関係者、市、市教委の意見を聞いて、円滑に統合できるように検討すべきだ」と述べた。
翔陽側からは同窓会会長の杉本定幸さん(51)が「子どもの数が今の倍に増えると考えると、周囲は交通量が多いためますます危険になるし、体育館も古く今の生徒の数だけでいっぱいいっぱい」、PTA会長の八谷啓子さん(47)は「総合学科というのは少人数が相手になる。そうなると教員数も必要になり、お金がかかる。敷地の狭さと合わせて、このような事情を県教委は知っているのか」と疑問を投げかけた。
彦根西側からは同窓会長の藤田隆行さん(49)が「統合後の西高校舎・跡地の活用方法も示されていない。翔陽への増築や教員増で、本当に財政的に削減になるのか。そのようなずさんな計画に納得するには無理がある」、PTA会長の神谷紀子さん(48)は「なぜ西高なのか理由が見つからない。もう一度、白紙に戻し一から原案をつくってくれるよう求めたい」と述べた。
会見の最後で市長は、今回の計画案に対する何らかの委員会を両校の関係者と設立する方針を示した。
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