2013年1月26日土曜日

滋賀県立大学と県内5市のトップ 初の懇談会、連携強化へ

 滋賀県立大学(彦根市八坂町)と連携・協力の協定を締結している彦根など県内5市の首長らと大田啓一学長ら大学幹部との初の懇談会が23日、県大で開かれ、今後の連携方法などについて意見交換をした。
 参加した自治体は彦根、米原、長浜、東近江、近江八幡の各市で、藤居勇治長浜市長、西澤久夫東近江市長と、ほか3市からは副市長や担当部長が出席した。
 各市から県大への要望として、彦根からは▽公共交通の活性化▽地域医療支援体制▽湖東圏域内の地産地消の推進について、長浜からは黒壁一帯の中心市街地の賑わいを続けていくための戦略、米原からは柏原など中山道の宿場を生かしたまちづくりや伊吹山の観光振興の対策などの意見が出た。
 意見交換の時間では、西澤市長と近江八幡の部長から「事業の継続性」と「連携強化」を求める意見があり、大田学長らは県大の地域貢献プロジェクトの近江楽座が10年続いていることや、地域社会と産業への貢献のための窓口を一本化させる考えを示した。
 県立大学は、産業、文化、まちづくりなどの分野で相互に協力し合い、地域の活性化と人材育成に努めることを目的に、平成23年3月24日に彦根市と締結して以降、昨年12月27日までにほかの4市とも協定を結んだ。今後は各市との連携を深めるため、今年度中に地域連携推進本部を学内に設置する方針。トップ同士の懇談会も年に1回ペースで続ける。

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