2013年1月31日木曜日

たねや美濠美術館 井伊直弼自筆の水注など展示

 湖東焼を中心に展示している彦根市本町1のたねや美濠美術館は26日から、テーマ展「花鳥図、草花紋の系譜」を開いている。
 同館は約300点の湖東焼を所蔵しており、平成15年9月の開館以降、1年に3、4回のペースで展示会を開いている。今回のテーマ展での注目作は、彦根藩十二代目・井伊直亮時代に弟で後に十三代藩主になる直弼が自筆したとされる「染付笹(そめつけささ)、羊歯図水注(しだずすいちゅう)」=写真。
 胴体部分は、直弼が描いたとされるササやシダの絵が見られ、へこみやゆがみがあることから、同館によると、直弼が埋木舎で暮らしていたころに作った可能性が高いという。ほかの注ぎ口やふたなどはしっかりとした造りのため、職人が作ったと見られる。
 展示数は計48点。開館は午前10時~午後5時、5月末まで。不定休。入館料500円。問い合わせは同館(24)5511。

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