2014年1月6日月曜日

井伊直禔の具足飾り 彦根城博物館で

 彦根城博物館は新年の元日から10日まで、正月恒例行事として「具足飾(ぐそくかざり)」を展示する。武士が出陣やがい旋などの際、よろいを飾る風習は室町時代から始まったとされる。江戸時代には飾り方に形式があり、正月には具足や太刀、弓具を飾り、その前には鏡もちも供え、11日にそのもちを開いて食べる習わしがあった。
 同博物館では毎年、彦根藩の歴代藩主の具足を展示。今年は九代・井伊直禔(なおよし)が着用し、朱漆を基調にかぶとに金箔押しの大衝脇立(おおつきわきだて)をつけた井伊の赤備え形式の具足を展示する。
 ほかに、いずれも江戸時代の太刀や弓具、燭台(しょくだい)、三宝(さんぽう)も並べる。開館は午前8時半~午後5時。

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