寺村家住宅はヴォーリズ建築事務所によって旧中山道沿いに昭和13年(1938)に建てられた建築面積132平方㍍の木造2階建ての建物。外壁や玄関脇の応接間に設けられた暖炉の煙突が洋風になっているのが特徴だが、街道沿いに残る町家風の建物同様、玄関上部の切妻破風や2階正面の格子窓などの意匠は歴史的な町並みとの調和も見られる。
旧一圓家住宅は主屋が安政4年(1857)に建築面積212平方㍍の木造2階建てで建設。明治24年(1891)に茅葺き屋根から瓦葺きになり、背の高い2階建てに変更された。主屋のほかに、江戸末期の米蔵、木材用の木蔵、自由な用途の雑蔵、明治前期の文庫蔵もあり、いずれも登録有形文化財に入った。
今回の建造物が登録有形文化財になると、合計で346件となる。
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