東日本大震災復興を応援する滋賀有志の会が主催。正村さんは、阪神淡路大震災などで被災した高齢者に大量の物資を与える支援活動を見てきた経験から「そのような事をしたら、高齢者は引きこもりになり、寝たきりや孤独死の恐れもある」「ボランティアは下手をすれば、笑いながら人を殺してしまう。私は何もしないボランティアをしている」と解説。
東日本大震災の被災地では、まちの情報を載せた冊子を仮設住宅の被災者に配る活動をしてきたことをあげ「相手の目や表情などをチェックし、それを日記にまとめていた。相談にのると、返す必要があるので、世間話しかしなかった」と述べた。
「私たちができること」として、正村さんは「余暇を利用するだけで支援するのは難しい」とした上で「お金や物資の支援、東北へ行くことを考えるよりも、将来起こる南海トラフの大地震に対して、被害が大きくなる三重や和歌山などと交流しておくことだ」と指摘。「今の平常時に動いておかないと、(災害時は)何も動けない。南海トラフの大地震による災害対策に力を注いでほしい」とアドバイスした。
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