本では、「決定!戦国の堅城 最強ランキング」と題し、監修役の滋賀県立大学の中井均教授と広島大学大学院の三浦正幸教授が全国の城を分析・採点しながら、ベスト100を選出。▽縄張りと曲輪(くるわ)の配置▽土塁▽石垣▽堀▽地形▽規模▽虎口(出入り口)・門▽櫓▽天守―の9要素について、縄張りと曲輪を20点、土塁・石垣・堀を15点ずつ、地形・規模を10点ずつ、虎口 門・櫓・天守を5点ずつの計100点満点で算出している。
この結果、彦根城は縄張りと曲輪、石垣、堀が満点または満点に近く、計91・5点となり、2位で世界遺産の姫路城(87・5)を抑えて1位になった。以下、3位が名古屋城(84・5)、4位が熊本城(84)、5位が伊予松山城(73・5)となっている。
本の中では、縄張り、堀、虎口、出丸、石垣、挟間(さま)、櫓、天守の8部門ごとの「最強城郭」も選出。そのうち彦根城は縄張り部門で1位にあげられており、尾根を切断した構造の堀切や、山上から山麓に石塁を設けた登り石垣、虎口を防御する馬出(うまだし)など現存する遺構が解説されている。
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