前回の調停で市が原稿の誤りなど修正点を執筆者側に示すことになり、今月4日付けで提示したが、修正箇所が166カ所もあったため、執筆者側は回答が絞り切れず、7月11日までに回答し、同25日に4回目の調停が行われることになった。
調停後の会見で執筆者側は近江絹糸の人権争議の問題で、当時のマスコミや世論の(労働者側への)支持が圧倒的だったことや、地元のほとんどが同情的だったことなどの記述に対して、市が削除を要請してきたことを明かし「難癖としか言いようがない」と批判した。
一方で市側も会見し、修正点が昨年10月に提示した98箇所から大幅に増えたことに「修正箇所のほか、対案や理由を上げたため多くなった」「明らかに事実と違う点や誤解を与えかねない記述を指摘した」と述べた。
彦根簡裁が8月休廷のため、市と執筆者は次回調停後、直接話し合いを行い、年内発刊を目指す。
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