加藤さんはまず、昭和初期の学校について「男は男だけで厳しい教育を受け、国のため、家族のため、女性のために生きることを教わった」「今の教育は最低水準に合わすが、昔は2年、3年上の飛び級があった
」と解説。
戦争が始まった背景については「日本を除くアジア諸国が白人によって植民地化されていた」とアジア諸国を植民地化から解放する意図があったことを示しながら「日本は富国強兵、質実剛健を合い言葉に、日清・日露戦争で勝利し、赤道直下までを領土にした」と説明。
戦争に関しての考えとしては「自分が死ぬか、相手が死ぬか、生と死の極限状態での戦い。戦争している時はまったく怖くなかった。仲間と常に一蓮托生だった」とした上で「戦争はやったらダメだが、永遠に平和が続く保証は無い。もしいつか起こった時は必ず勝たなければいけない」「男性諸君には、いざという時に領土、そして家族や女性を守るという信念を持ってほしい」と力強く呼びかけた。
講義後には生徒から「戦前の教育勅語についてはどう思うか」「集団的自衛権の行使については」などの質問があり、加藤さんは「教育勅語には悪い事は一つも書いていない。反対している人がいるがどこが悪いのか示してほしい」「(米軍などの)後方で支援をするのは当たり前であり、集団的自衛権の行使には賛成だ」と話した。
加藤さんの講義後、生徒たちが書いた感想文の一部は以下の通り。
「怖いけれど一回その時代の教育を受けてみたいと思った。国が一丸となっている時代に生まれてみたい」。
「国のために特攻隊として突っ込んでいく姿にアメリカも驚いたっていう話を聞いて、日本は戦争に負けはしたが、こういう姿があったからこそ他の国のように植民地化されなかったので、昔の人は本当に凄いと思った」。
「自分がもしこの状況に立たされたらと思うと正直怖いです。それでも飛行機に乗り攻撃できたことに誇りをもって話してくださった加藤さんに、感謝の気持ちでいっぱいです」。
「今の若者と比べ体罰や特攻を恐れない勇敢な若者は強く立派だと思いました」。
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