金澤さんは昭和60年に東京都目黒区で生まれ、5歳の時に母親に師事して書道を始めた。10歳の時に般若心経を書き、平成18年には鎌倉の建長寺に書「慈悲」を奉納。以降、建長寺や京都の建仁寺などで個展を開いている。同23年には翌年の大河ドラマ「平清盛」の題字を揮ごうし、今年3月には東日本大震災の被災地・岩手県陸前高田市の普門寺に西陣織の屏風「心に光を」を奉納した。
文化プラザでは金澤さんの作品「忘れない東北」など東北への鎮魂を込めた作品約50点を展示する。また、全国巡礼展を実施している陸前高田商工会女性部が集めた着物の一部を使って被災地の仮設住宅で生活している高齢者らが製作した「ねがい桜」を販売(2つで1000円)するほか、金澤さんと交流がある作家・瀬戸内寂聴さんが西陣織に描いた絵画のチャリティー販売会も開催。
同女性部では「ねがい桜」の材料になる着物や長じゅばん、帯の寄付も展示会場で受け付けている。開館時間は午前9時~午後5時、24日まで。入場無料。
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