2015年7月1日水曜日

井伊直弼公生誕200年祭のイベント発表、パスポート発売も

 来月10日に開幕する井伊直弼公生誕200年祭に合わせて、実行委員会は主なイベントを発表した。
 直弼公は文化12年(1815)10月29日(西暦では11月29日)に槻御殿(楽々園)で、十一代藩主・直中公と母のお富の間に14男(19番目)として生まれ、今年で生誕200年。政治家としてだけでなく、茶道や和歌など文化人としても知られる直弼公の魅力を全国に再認識してもらうため特別展などを開催する。期間は12月23日までの167日間。
 主なイベントは▽7月10日=開幕式・オープニングセレモニー、大阪神戸米国総領事らを招くほか、和楽器音楽ユニット・AUN Jクラシックオーケストラのコンサート▽7月10日~9月27日=天秤櫓で特別展「いいね!井伊直弼展」、直弼公の生涯や功績、文化人としての魅力を3Dシアターで紹介。ドローンによる空撮映像も初公開する▽9月18日~12月23日=佐和口多門櫓で特別展「一期一会」、文化人を切り口に外国人にも分かりやすい体験型の日本文化の紹介コーナーも設置▽7月10日~12月23日=彦根城博物館でシリーズ「直弼のこころ」、直弼公ゆかりの茶器や刀剣、書などを展示▽9月27日=国文学者・林望氏の「能」をテーマにした講演会▽11月29日=新暦の誕生日に流鏑馬を披露。
 ほかにも市民提案事業などが城内や市内で開催される。
周遊パスポート発売
 直弼公生誕200年祭に合わせて、市教委は7月10日~彦根城や玄宮園、彦根城博物館埋木舎、夢あかり館を周遊できる記念パスポート=写真=を発売する。7月10日から12月23日までに各施設で1回ずつ使用できる。料金は高校生以上1000円、小中学生350円。彦根城、玄宮園、彦根城博物館で販売される。

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