直弼公は文化12年(1815)10月29日(西暦では11月29日)に槻御殿(楽々園)で、十一代藩主・直中公と母のお富の間に14男(19番目)として生まれ、今年で生誕200年。政治家としてだけでなく、茶道や和歌など文化人としても知られる直弼公の魅力を全国に再認識してもらうため特別展などを開催。10日には彦根城博物館の能舞台で開幕式とオープニングセレモニーがあった。
天秤櫓で開催の特別展では、青年期を過ごした埋木舎の茶室・澍露軒(じゅろけん)を再現したスペース、茶道具などの写真パネル、直弼公の年表、ドローンを使って天秤櫓や天守閣の上空からの光景を撮影した映像(約8分)を展示。奥では「いいね!なおすけくん3Dシアター」と題して、3D専用のメガネを着用して直弼公の生涯を知るアニメの映像コーナーもある。
ほかに、彦根城博物館ではシリーズ「直弼のこころ」第1弾として直弼公の手紙展が開催。開国記念館では直弼公の死後に彦根の人々が直弼公にどのように向き合ってきたかを4つのコーナーに分けて展示している。
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