若手バレエダンサーの登竜門「ローザンヌ国際バレエコンクール」の予選(ビデオ審査)を、彦根市開出今町の松本美奈さん(15)=近江兄弟社中学3年=が突破。1月31日から2月7日にかけてスイス・ローザンヌで開かれるコンクールに参加し、上位約20人が出場できる決戦の舞台を目指すことになった。
同コンクールは15歳から18歳を対象とし、予選はレッスンの様子などを撮影したビデオで行う。世界で71人がビデオ審査を突破し、日本からは松本さんを含む12人が選ばれた。
松本さんは母親の勧めで4歳から小野佳代子バレエ教室(彦根市西今町)に通っている。これまでコンクールでの入賞経験は無かったが、ここ1年で急速に成長。今年のユースアメリカグランプリではベスト12に選ばれ、来年4月のニューヨークでの決勝の出場権を獲得した。
「テレビでローザンヌ国際バレエコンクールの決戦を見て15歳になったら挑戦したいと思っていた」と語る松本さん。小学6年生からはイギリスのサマースクールに参加するなど、海外での活躍を視野にレッスンに取り組んできた。
コンクールでは世界各国から集まった仲間と一緒に世界一流のレッスンを受け、最終的に決戦の舞台に進める約20人が選抜される。松本さんは「世界の友達と一緒にレッスンするので、自分にないものを見つけたい」と話し、4歳から指導にあたっているバレエ教室主宰の小野さんは「何も失うものはない。恐れずに思いっきりやって、決戦を目指して欲しい」とエールを送っている。
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