2016年5月20日金曜日

古川鉄治郎の生前最後の写真か ヴォーリズも一緒に写る15日から旧豊郷小学校で初公開

旧豊郷小学校の設立に私財を投じた古川鉄治郎が亡くなる1週間ほど前に撮影された写真が、15日から旧豊郷小学校2階で開かれる「豊郷小学校旧校舎群歴史展」で初公開される。写真には設計を担当した建築家のウィリアム・メレル・ヴォーリズも一緒に写っており、鉄治郎の意志を引き継いでいる公益社団法人・芙蓉会では、現存する中では鉄治郎の生前最後の写真だとしている。
 鉄治郎は昭和15年(1940)1月19日に急性肺炎で死去。享年63歳だった。芙蓉会によると、写真はその1週間ほど前の1月11日か12日に京都の伏見桃山丸紅クラブの屋上で撮られたという。8人が横一列に並んで撮影されており、中央に鉄治郎がおり、その左隣がヴォーリズだという。鉄治郎とヴォーリズが一緒に写っている写真は旧豊郷小の落成式時のを含めて2枚しか残っていないという。
 鉄治郎は撮影された日の3、4日後に風邪を発症し、豊郷で除隊した長男・博一を迎えた後、病に倒れ、芦屋の自宅で亡くなった。
 芙蓉会が平成23年にコンサートを開催した際、一部の来場者に配ったCDにこの写真データが収録されていたが、歴史展に合わせて調べたところ、生前最後とみられる写真だと判明したという。
 「歴史展」では鉄治郎の孫・古川博康さん(68)が先月発刊した「古川鉄治郎そして豊郷小学校」に掲載されているほかの初公開写真を展示するほか、鉄治郎の年譜や経歴、鉄治郎ゆかりの人の話などをパネルで紹介する。入場無料。30日まで。
講堂で音楽会22日
 旧豊郷小学校講堂で22日午後2時~「とよさと午后の音楽会」が行われる。第1部では旧豊郷小に残るスタインウェイ製のピアノによるピアニスト・加藤希央さんと豊日中学校吹奏楽部による共演とワークショップ。第2部ではソプラノ・チェロ・ピアノの女性演奏家3人による「花のトリオコンサート」がある。
 入場料800円だが、告知チラシ提示で500円に。問い合わせは豊郷町観光案内所☎(35)3737。

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