彦根市教委は企業による家庭の教育力向上に向けた職場環境づくりを支援する「彦根市家庭教育協力企業協定制度(通称・ひこふぁみ)」を創設。その第1号として平田町の千成亭と締結し、25日に協定書を同社へ渡した。
市教委は子どもを健やかに育てるには学校、家庭・地域、職場が連携して取り組みことが不可欠で、特に家庭と職場の連携が重要だと判断。市社会教育委員の提言を受ける形で、家庭の教育力向上に寄与する企業を支援する「ひこふぁみ」を昨年10月1日に創設した。
ひこふぁみを導入した企業は、①家庭教育の大切さを従業員に啓発する―を必須とし、②大人の働く姿を子どもたちに見せて、仕事について語り合う③子どもたちの体験活動を支援する④参観日や学校行事、PTA活動など従業員が学校へ行きやすい環境づくりに努める⑤企業独自の自主的な子育て関連事業を行う―から一つ以上を取り組む。市教委は導入企業に、研修会の開催や講師を派遣し、市のホームページ・広報ひこねで企業の取り組みを紹介する。
千成亭のひこふぁみの取り組みとしては、社内コミュニティーメールでの啓発、中学校の職場体験の受け入れ、彦根YEGわーくメッセで子ども向け体験を実施するとしている。上田健一郎社長は「朝礼の中で家庭教育の大切さについて以前から従業員に話しており、これからもさまざまな活動をしていきたい」と話していた。
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