2017年1月24日火曜日

滋賀中央信用金庫 本部を小泉町に新築する5階建ての建物に移転へ

 滋賀中央信用金庫が彦根市中央町の本部を、小泉町に新築する5階建ての建物に移すことがわかった。
 滋賀中信は大正3年8月18日に彦根信用組合として設立。その後、彦根信用金庫に改め、平成16年7月には彦根信金と近江八幡信金が合併し、滋賀中信となり、中央町に本部、近江八幡市に本店を設置。現在は彦根市から草津市まで計30店舗ある。本部の建物は合併前の彦根信金時代の本店だった3階建てで、今年で築50年。
 滋賀中信は建物の老朽化やセキュリティ対策、機能面、防災面などの点から新築移転を計画していたところ、ビバシティ彦根前にある彦根百貨卸商業協同組合の建物群のうち、同様に移転を計画していた2店舗を含めた敷地への新築移転が決定した。
 新しい建物は2店舗と店舗裏の駐車場、百貨卸の組合事務所分の計約6000平方㍍の敷地に、5階建ての延べ約1000平方㍍で建設。完成予定時期は2020年5月。百貨卸の組合事務所の2階建ての建物はそのまま活用される。新しい本部には中央町の現在の機能のほか、近江八幡市の本店の営業推進部や事務管理部、監査部も移され、本部機能を充実させる。
 最上階には約300人が入れる開放スペースを設けるほか、ベンチャー企業や学生の起業支援向けなどの部屋の設置も検討中だ。
 滋賀中信の沼尾護理事長は「学生向けに魅力ある就職先を創出する地(知)の拠点大学による地方創生事業(COC+)にも力を入れていきたい。新しい本部は彦根の景観に合った建物にしたい」と話している。
 なお現在の本部の建物は支店か出張所として活用される。

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