試合は5回終了時点で0対6となったが、6回から稲枝出身の増居翔太投手(2年)が登板して以降、青森山田打線を抑え、7回裏には彦根南中出身の吉本孝祐選手(3年)が三塁内野安打を放つなど攻勢。8回に1点を返し、9回も代打の仲川俊哉選手(3年)のホームラン、原晟也選手(3年)の三塁打などで反撃したが、そのまま敗北した。
彦根東のナインは翌15日に帰校し、セレモニーでは出迎えた生徒ら約100人に応援への感謝を示していた。
彦根東ナインと赤鬼応援に感動
甲子園に取材のため訪れた14日は盆休み中だったこともあり、チケット売り場にはアルプス席をはじめ長蛇の列ができ、内野席が数時間待ち、外野席に至っては入場できない状態だった。また内野席でも試合ごとに行われるチケット販売が数十分で売り切れるほどだった。
2回戦で彦根東は3塁側だったが、バックネット裏や外野席、1塁側の内野席にも赤鬼のTシャツ姿が見られ、「赤備え」の光景はほかの観客の目をひいていた。
そして反撃に出た8回と9回の攻撃時の応援は甲子園中に鳴り響き、青森山田(1塁側)のアルプス席からどよめきが起こるほどだった。これまでに何度か甲子園へ足を運んだことがある小生も、彦根東ナインの勇姿や応援団の声援には感動させてもらった。
今年の彦根東ナインは、1・2回戦で好投した増居投手、1回戦でホームランを放った吉本選手、伝令役を務めた清水選手、ランナーコーチとして貢献した山崎選手、ブルペン捕手として支えた嘉藤選手の彦根の5選手をはじめ、個の力があったかもしれぬが、それ以上に総合力で勝ち進んできたチームだといえよう。主力には増居投手ら2年生もおり、来年の更なるレベルアップを期待している。
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