近江高には「桜美(おうみ)新聞」という名称の新聞があるが、東高新聞部のような活動実績はほとんどない。
今年度は近江高の進学クラスのアカデミーコース1年生の後藤カオル君(15)=古沢町=と丸山理音さん(15)=守山市=が新聞部局に入部。
後藤君は「新聞には色んなことが書かれており、どのメディアよりも正確なのがいい」と新聞の魅力を説明。丸山さんは「文章を書くのが好きで、新聞作りに関心を持った」と話していた。顧問の向田直人さん(53)は「これまでも新聞作りの動きが出ては消えていたが、2人は意欲的で今年はできそうだ」と期待を込めている。
2人は近江高で8月31日、9月1日に開かれた文化祭「青海(おうみ)祭」の様子をまとめた新聞作りを今月13日から開始。本紙記者もアドバイザーとして入り、記事の書き方、写真の選び方、編集の仕方などを教えた。また記者からの新聞の役割についての質問に、2人は「情報を伝える」「世間が知らないことを考えることができる」と回答。これに対し記者は「新聞には世の中をリードしていくという大きな役割もある」と教えた。
2人が作成する新聞は11月5日に開かれる創立記念祭で掲示される予定。記者の指導後には「なかなか動き出せなかったけれど、完成に向けて現実味が出てきた」と話していた。
今後も新聞を作成する計画で、丸山さんは「東高の新聞部と交流できるようになって、新聞部の大会にも出場したい」と意欲を示していた。
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