幼少期から歌が好きだったという堀さんは、24年前から作曲家の立花歌織さん=草津市=のレッスンを受けてきた。平成21年には井伊直弼の側近だった村山たかをうたった曲「たか女」を自主制作。昨年11月には袋町の飲食店が加盟する滋賀県社交飲食業生活衛生同業組合のメンバーと一緒に、安心安全な飲食店をPRするため時代衣装を着て袋町内を練り歩き、たか役を演じた堀さんは各店で歌声を披露していた。
袋町への来店客増に貢献しようと、4作目となる「雨の袋町」を制作。「グラス相手にひとりごと 消えたあの男性いまどこに」などの歌詞で、恋した1人の女性がその男性を思って袋町で寂しく飲んでいる様子を表している。
堀さんは「この曲を通じて、彦根はもちろん、ほかの地域や他府県の皆さんが袋町に訪れてくれるきっかけになれば。そのために私も歌い広めたい」と話している。CDは雨の袋町、たか女、ひこね音頭の3曲とカラオケバージョンが入って1200円。ジョイサウンド系のカラオケにも入っている。問い合わせは堀さん☎090(3826)7725。
堀絵依子さんは、彦根城をテーマに昭和27年に作られた曲「月明り三十五万石」のカラオケの音源を制作。「多くの市民にこの曲を知ってほしい」と歌う場の提供を求めている。
堀さんは、平成27年に市内で開かれたある市民の叙勲の祝賀会で、出席者がアカペラで歌った際に「月明り三十五万石」を知った。ビクターエンタテイメントから出された曲だが、カラオケの音源として残っていないため、堀さんは同社に許可を得た上で2年以上かけて音源を作った。
「この曲は彦根に残る幻の名曲で、埋もれさせてはいけないと思っています。市民をはじめ多くの方にこの曲を知ってもらえるよう、広めていきたい」と話している。問い合わせは堀さんまで。
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