多賀クラブは5月5日の県予選で優勝し滋賀代表となり、8月20日から始まった同大会でも順調に勝ち進んだ。決勝戦では1対2とリードされた3回、多賀クラブが連続長打で一挙7点を奪って逆転し、その後も追加点を挙げて勝利した。
多賀クラブは2000年に同大会へ初出場し、準優勝2回、3位2回の成績だったが、12度目の出場で初めて悲願を達成した。辻正人監督(50)=多賀町=は「今年のチームは7人の投手を中心に走攻守がまとまっていた。子どもたちに『なぜこの練習が必要か』を伝えながら練習に取り組んできた成果が出た」と話していた。
多賀クラブは近江高野球部出身の辻監督が20歳の時に創立し、今年で30年目を迎える。現在は彦犬地区を中心に小学1年から6年生までの29人が所属している。
彦根市内からはいずれも6年生の市井柚希君=日夏町、石田頼君=同、田中颯良君=同、田中駿希弥君=西今町=らが通っている。主将の市井君は「自分たちの代で初めて優勝できてうれしかった」と話し、ほかの3人も「このチームは雰囲気が良くてとても明るいのが特徴です」と笑顔を見せていた。
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