滋賀大学の彦根市内でのアンケート調査によると、昨年の観光客の訪問地は彦根城が44%、夢京橋キャッスルロードが21%、四番町スクエアが11%で、訪問地点数の平均は2・14だった。
観光客の回遊性の向上が長年の課題になっているが、夢京橋では観光客に旧城下町にも足を運んでもらい、観光消費をより上げていこうとアプリを開発。「彦根城天守・西の丸」「鐘の丸」「玄宮園・楽々園」「滋賀県護国神社」「スミス記念堂」「あかり館」「宗安寺」「四番町スクエア」「河原町・芹町」「佐和山」の計10カ所で、異なる10パターンのポーズのひこにゃんと記念撮影できる設定にした。
あかり館では2階に展示している関ヶ原合戦図屏風の井伊直政、石田三成、大谷吉継の旗印に、アプリをダウンロードしたスマートフォンをかざすと、ひこにゃんの3種類のイラストが現れる設定もある。
利用者は240円でアプリをダウンロードした後、各場所でひこにゃんの写真などを入手できる。収益の一部は文化財保護のために彦根市へ寄付される。
一度、手に入れたひこにゃんの写真や画像は国内外で撮影した写真と組み合わせるなど、SNS上でも自由に使える。
夢京橋専務の杉原正樹さんは「ひこにゃんの力を借りて、彦根の城下町を歩いていただく観光客が増え、そして彦根を世界にPRできれば」と語っている。問い合わせはあかり館☎(27)5501。
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