三成は佐和山城主を務めたことで知られる。佐和山城研究会や花しょうぶ通り商店街などが以前から、三成に関するイベントを開催しているが、保守的な市民の中には「彦根は井伊家の街」という意識が根強く残っている。
青年部は、三成を戦国時代の彦根のもう一人の英雄に位置づけ、多くの市民にその功績を知ってもらおうと同プロジェクトを設立。昨年、創立35周年を迎えたが、5周年の時に彦根駅西口に直政の銅像を建立した経験を生かして、佐和山城跡側の彦根駅東口への三成の銅像建立を決めた。
すでに佐和山城跡のふもとの龍潭寺に上半身の三成像があるが、青年部は直政像と同様に全体像の建立を計画している。完成時期は滋賀国体が始まる2024年までを目指す。完成後には三成を称える顕彰イベントなども予定している。
青年部副会長の小出哲士さん(40)は「市民や観光客に愛されるような銅像にしたい」と話している。
26日のイベントでは、第1部で佐和山城研究会代表の田附清子さんの講話、居合斬りの演武後、第2部として乙訓戦国つつじによる甲冑劇「義曇(ぎうん)~乖離する友鏡」があった。
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