小川さんは16歳から中華料理店でアルバイトをし、高校時代に調理師の免許を取得。卒業後には京都調理師専門学校に通った。20歳以降も名古屋市内の中華料理店で働いていたが、数年前に体調を崩した際に医師から飲食店での勤務をやめるよう助言を受けたため、以降は派遣社員として工場勤務をしている。
「自分の店を持ちたい」と思っていた3年ほど前に、知人の要望でラー油を作ったところ好評だったため、試行錯誤を繰り返し「食べる」ラー油を考案。ラー油に必要な唐辛子、ニンニク、タマネギ、ショウガのほか、白ネギやゴマ、豆板醤(とうばんじゃん)、砂糖、塩、しょう油、オイスターソースを「絶妙の比率」で配合。食感が楽しめるタケノコやレンコンなども加えた。ほとんどが滋賀県産の食材で、油もゴマ油ではなく、東近江市の菜の花油を使っており、小川さんは「フルーティーで甘い香りがうま味を一層引き立ている。食感があるため炒め物に入れたり、ご飯にかけるだけでもおいしい」と話している。
クラウドファンディングでは製造用の設備費や容器代などで計34万円を目標にしており、7月30日まで支援を募っている。リターンの商品はしがラー油や県産米のみずかがみなど。8月からインターネットを中心に販売を開始し、地域のマルシェや朝市などにも出店する予定。小川さんは「今までのラー油では物足りないという方に、本格的な中華料理が味わえる食べるラー油を食卓に置いてほしい」と話している。問い合わせは小川さん℡080(6164)1482。
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