8月28、29日の両日、伊丹市で開催された近畿大会には堤君を含む14人が出場。課題図に従って製図を作成した後、木造り、仕上げ、墨付け、加工、組み立ての工程で作品を仕上げ、道具の取り扱いや製図の出来具合、完成の度合いなどを競い、堤君が見事、優勝した。
堤君は近畿大会に向けて、現代の名工を輩出している社寺建築を専門にした木澤工務店(愛荘町)から指導を受けてきた。木工部の部長も務めており、顧問の瀬戸亮太郎さん(52)は「日に日に技術が上がっている。道具の整備が丁寧で、自分で創意工夫をして製作しており、全国大会でも入賞が狙えるのでは」と話している。
彦工は2008年から12年まで連続で全国大会に出場していた。7年ぶりの出場に堤君は「製図がずれると、完成もずれてくる。製図が絶対にうまくいくように練習している」と意気込みを語った。将来の目標としては「宮大工になれるよう努力したい」と話していた。
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