2020年3月7日土曜日

新工場・千成亭風土近江ファクトリー開所

 千成亭風土は彦根市野瀬町に精肉用の新工場「千成亭風土近江ファクトリー」を完成させ、2月25日に開所した。 
 平田町の本社に精肉をする約250平方㍍の工場があるが、一部の捌(さば)きや冷凍の工程を外部委託していた。新工場は敷地約1977平方㍍に建てられた2階建て延べ約1148平方㍍。1階に骨と肉・臓器をはがす捌き室、肉を成型する加工室1、ハンバーグを作る加工室2、加熱室、生食処理室、梱包荷造室、検収室などを整備。ほかに「商品の品質保持のために」0℃の冷蔵庫、マイナス25℃とマイナス40℃の冷凍庫を複数台ずつ設けている。
 千成亭風土は近江八幡市と湖南市に牧場を所有。年間で牛約500頭分の約8・5㌧の肉を処理しているが、今後5年間で2・5倍にあたる年間20㌧以上の供給を目指している。
新工場では従業員約40人のうち4人が捌きを担当する。上田勝之専務(53)は「捌き手を中心に人材育成と技術の継承も目的にしている。牧場についても拡張する予定で、将来は彦根にも牧場を整備したい」と語っていた。


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