国内外の芸術家が集う「国際芸術祭BIWAKOビエンナーレ2020 森羅万象~COSMIC DANCE」が10日、彦根市と近江八幡市で開幕する。
2001年に大津市のびわ湖ホールなどで始まり、03年以降は近江八幡市内の伝統的な建造物や江戸・明治期の空き町家などで開かれている。9回目の今年は初めて彦根市を会場に追加し、2市での共同開催となる。
山の湯やノムラなど
古い町家18カ所で
国内外から61人の芸術家が参加。彦根エリアの彦根城西の丸、玄宮園、楽々園、スミス記念堂、善利組足軽組屋敷太田家、元ノムラ文具店、袋町の元遊郭、山の湯の8会場と、近江八幡エリアの10会場に分かれて作品を展示する。
山の湯にはアーティストの江頭誠さん(34)=東京都、ベルリン在住の現代作家の岡林まゆみさん(47)、現代美術作家の田中誠人さん=東京都=が出展。江頭さんは女湯側を使い、女の子の人形を縦4㍍×横3㍍のビニールにスプレーで描き、ピンク色の毛布を何枚も敷き詰めた作品を展示。岡林さんは針金に付けた粘土を男湯側の脱衣所など各所に何本も取り付けて、銭湯として賑わっていた時の様子を表現している。
11月23日までの午前10時~午後5時。水曜休み。入場料は大人が両エリア共通3500円・各エリア2500円、高大学生2500円・2000円、中学生以下と障害者が無料。チケットは彦根駅西口の市観光案内所や旧ノムラ文具店などで販売。期間中、子ども向けワークショップやコンサートなども。問い合わせは事務局☎0748(26)5832。
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