自民党の彦根市支部連協(会長・中村善一郎県議)は4月5日会合を開き、19日告示、26日投票の彦根市長選で、現職の獅山向洋氏(68)を推薦する方針を固めた。ただ一部党員は他候補を支持しており、前回同様、分裂する。
会合の出席者によると、一部の党員からほかの候補を推す声があったものの、最終的には「これまでの実績を評価する」として、現職を推薦することで了承。中村会長は「(現職は)さまざまな法律を通して4年間、堅実に執行し、まちづくりに貢献してきた」と話している。
ただ、稲枝の県議陣営や鳥居本などの党員は、新人の和田裕行氏(38)を推しており、一枚岩にはなっていない。
一方、民主党は県議2人と市議(党系含む)が、辻橋正一氏(61)と大久保貴氏(45)=いずれも新人=に分かれており、一部は和田氏の支持にもまわっている。党第2区総支部としては「自主投票の方向で調整している」。保守派の一部は伊藤善規氏(60)に。
ほかに、辻橋氏と和田氏には嘉田知事の支援者、大久保氏には旧さきがけのグループが支持している。
共産党は「出馬の是非を今週中に発表したい」と、候補者擁立に含みを残している。公明党の市議は「今後、支持母体内で話し合って決めたい」、社民党の党員は「自主投票になるのでは」としている。
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